結伝社の仕事
住宅リノベーション
旧木下氏邸→ホテルへのコンバージョン
ナカエ・オモテが連なるフタツヤ形式が特徴的な武家屋敷であり、東西南北にそれぞれ表情の異なる庭が配され、軒 下から臨む緑が目に鮮やかな美しい住宅である。創建当初は茅葺きだった痕跡も見られ、建てられたのは明治より以 前に及ぶのではないかと予測される。
長い月日をかけて蓄積された家財や度重なる増築により見えづらくなっていたが、家のどこにいても庭が臨め、地域特有の食い違いの間取りにより、隣接する部屋越しの庭はまた表情を違える。 この特徴的なシークエンスこそが住宅の何よりの魅力だと捉え、四方に通り抜ける景色や空気を遮断しない位置に耐 震補強を行うことを念頭に設計を進めた。 新たな価値を付加する設計とは異なり、むしろ積もった砂をはらい、その価値を掘り出していくような時間の中で、希少な職人 がたの技術と共に、この歴史の一端に携わらせていただいた有難さを感じていた。
住宅リノベーション
旧山中氏邸母屋→ホテルへのコンバーション
志布志市の指定文化財「山中氏邸」 志布志市役所の近くにある明治期に建てられた商家である。志布志に唯一残る白壁漆喰大壁の商家で、貿易港として繁栄した「志布志千軒町」の様子を現代に物語る建物であり、 その文化財的な価値は高い。 その価値を残しながら、不特定多数の利用できる建物へと繋げることが今回の設計における主目的と考え、建築基準 法第 3 条第一項第三号に基づき、建築基準法の適用除外となるように手続きを行った。 令和7年8月の建築審査会にて指定を受け、同年9月に工事がスタートし、約半年の期間を経て令和 8 年 5 月にオープンと相なった。 山中氏邸は敷地内に母屋と蔵 2 棟を有しており、平成 17 年に市が土地と建物を取得するまでは住居として利用され ていた。今回の改修工事で、母屋はおにぎり屋の入ったホテルへ、蔵2棟はそれぞれベーカリーと美容室にリフォームされた。
リノベーション店舗
旧山中氏邸醤油蔵→パン屋へのコンバージョン
リノベーション店舗
旧山中氏邸蔵→美容院へのコンバージョン
住宅リノベーション
カルチャーハウス あうわ
用途:土着文化の継承と暮らし
竣工年月:2024.12


